◆フイリグミのリース
フイリグミのリースの作り方
発泡スチロールのリースベースに、葉っぱを留め付けていくだけのリースです。技術的には難しくはありません。「延々と単純作業系」が得意な人向きです。
「延々と単純作業」が不得意だけど作りたい、と思う人には、小さめのリースベースで作ることをおすすめします。
【目次】
1.使用したもの
2.ワイヤーでピンを作る
3.フイリグミの葉をカットする
4.葉を、ワイヤーピンで留める
5.リボンを掛けて、出来上がり
6.フイリグミのリースは、何日飾れる?
使用したもの
以下のようなものを使用しました。
- 発泡スチロール製リースベース
- フイリグミ
- ワイヤー……私は22番を使いました。うっかり見えてしまっても大丈夫なように、グリーンの地巻きワイヤーが良いです
- リボン(吊り下げ用)
- 鋏
ワイヤーでピンを作る
ワイヤーは、柔らかすぎないものを使います。私は22番を使いましたが、24番でも良いと思います。26だと少し柔らかすぎて刺さり難くなりそうです。
ワイヤーは、切って曲げて、小さなUピンのようなものをたくさん作ります。
私は適当に切ってしまうのですが、試しに測ったら、ワイヤーの長さは1本2.5cmくらいでした。
フイリグミの葉をカットする
フイリグミの葉を、枝から取って、下のようにカットしました。
要するに、葉っぱの根元の、いわゆる葉柄のあたりを切っています。理由は、その部分が立体的で、ベースに付け難そうだったからです。立体的な部分を排除するために切っていますので、カットした後の大きさをそろえようとはしていません。
葉を、ワイヤーピンで留める
葉っぱを、ワイヤーで作ったピンで、リースベースに刺して留めます。
リースベースを完全に隠すために、一枚目の葉っぱと重ねるようにして、2枚目、3枚目……と、葉っぱを留めていきます。
↓ ↓ ↓
なんか葉っぱが浮いているように見えますが、どんどん重ねて付けていくと、ぴたっと落ち着くので大丈夫です。
というわけで、どんどん葉っぱを付けます。
ピンの数は、葉っぱ1枚に1本と決めつけず、2本でも3本でも、必要な本数を使います。
発砲スチロールのベースは、少しでも見えてしまうとものすごく興醒めなので、縁の方まで完全に隠します。
びっしりと覆うように付けていきます。
全部付けたら、下のようになります。
裏側から見た画像も貼っておきます。
リボンを掛けて、出来上がり
好みのリボンを通して、壁に掛けたら出来上がりです。リボンのデザインにより、だいぶリースの印象が変わります。
例えば、オーガンジーの緑リボン。
あるいは、サテン地のスモーキーな色のリボン。
クリスマスカラーのリボンでもいい。
実際にこれを作ったのは、クリスマス週間に入った頃だったので、うちでは主にクリスマスカラーのリボンを掛けていました。
フイリグミのリースは、何日飾れる?
このリースは、生の葉っぱを、水も持たせずに飾るタイプです。フレッシュなコニファーなどと比べ、劣化というか、乾燥による変化が早いです。そこで、どう変化するのか、何日きれいに保てるのかをウォッチしてみました。
作成当日の画像(上の項の「出来上がり」画像)と比べてみてください。
まず、作った日の翌日。
↑全然変化がありません。この後、2日後、3日後……と、ほぼ変化無しでした。4日目くらいから、ぴたっとベースに張り付いていた葉っぱが、乾いて浮き始めました。
そして、6日たった頃に、「処分するか」と思う状態になったのが下の画像です。
鱗が逆立ったみたいになっています。これを、処分しようとしたのですが、うちに来た人が「えー、まだもったいない」と言ったので、なんとなく捨てられなくなりました。どうやら、フレッシュな状態を見ていない人からすると、そんなに「劣化した」というふうに見えないようです。
結局、私が処分したのは、更に5日後(通算だと、作成日から11日後)でした。
6日たった日の画像と比べると、更に少し逆立って、色も少しくすんだ感じですが、これでもまだ「もったいないじゃないですか」と言われました。本人は気が済んだので、ここで処分してしまいましたが、「リースって、乾いていくものだから気にしない」と開き直れば、まだまだ許容範囲だったのかもしれません。
結果として、
「フレッシュに近い状態で飾りたければ、4~6日間くらい飾れる。開き直れば12日間以上飾れる」
ということが分かりました。ご参考に。