手作りリースの作例集

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◆コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

コウリ柳3本で、いくつかの方法・大きさでリースベースを作ります

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

こちらの記事→柳の枝を材料にしたリースベース作り方 のリースベースよりも、小さくて簡単に作ったものが何種類かありますので、画像をアップしてみます。

【目次】
1.コウリ柳を3本使いました
2.①くるっと丸めただけのリースベース(直径15cmほど)
3.②枝をねじって円形にしたリースベース(直径15cmほど)
4.③最低限の本数で作ったミニリース(直径8cmほど)
5.④と⑤ ねじって作ったミニリース(約8cmと約9cm)
6.⑥コウリ柳の枝を、一重結びにするだけのミニリース

コウリ柳を3本使いました

こちらの記事と同じく、下のようなコウリ柳を使いました。

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

この柳3本から、固くて曲げられない部分だけを切り落とし、下のようなリースベースを6個作りました。

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

大きさとテイストの違うリースを、全部コウリ柳のベースで作ろうと思っていて、①から順番に作っていったものです。

①くるっと丸めただけのリースベース(直径15cmほど)

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

コウリ柳の枝を、ただ丸めて、ワイヤーで4か所留めただけです。柳をよく手で癖付けて、きれいな円形に近づけるようにするときれいにできます。
特に技術は要らず、誰にでも簡単に作れます。
ワイヤー留めの箇所を増やすと、上の画像のリースベースよりも、しっかり&かっちりした仕上がりになります。(但し、仕立てるときに、ワイヤーをうまく隠す必要が生じます)

私は、手間も時間もかけずにさっとリースベースを作りたいときや、リースの表面にねじった凸凹ができない方が良い場合に、この方法で作ります。

②枝をねじって円形にしたリースベース(直径15cmほど)

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

このリースの作り方は、こちらの記事のリースと同じ作り方です。
ねじりながら作るので、①よりは手間がかかります。また、何も考えずにねじっていると、ゆがみが発生してしまうことがあるので、多少の注意が必要です。

①と比べると、立体的な凸凹があり、リースベース自体を見せたいときは、こちらの方が「きちんと作ったリース」に見えるようです。また、ねじり合わせた結果、硬くなるので、変形しにくくなります。
ワイヤー留めは、数か所は必要ですが、後から枝を巻き付けていくうちに、ほとんど隠すことができます。
個人的には、②の方が、①よりも使いやすいと感じます。

③最低限の本数で作ったミニリース(直径8cmほど)

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

(実際に飾り付けて仕立てるときには、円形から飛び出した部分は切ります)
30cmほどの細い枝2本を、ねじり合わせるだけで円形にしています。「もっとも少ない枝の量でリースベースにしてみよう」と思って作ったものです。

このリースの長所は、完全に「枝だけ」であること、留め具を隠す苦労が無いこと、少ない材料と少ない手間で簡単にできることです。
短所は、細い枝2本だけなので、ねじり合わせていても強度が足りないこと、細すぎて、大した飾りつけ作業ができないことです。
実際に使用したのが、こちらのリースです→クリスマスベルのミニリース

④と⑤ ねじって作ったミニリース(約8cmと約9cm)

コウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみたコウリ柳3本で大小6つのリースベースを作ってみた

②のようにねじった作り方で、でも③のように細いものではなく、ある程度の厚みを付けたものを、限界まで小さく作ってみようとした結果、④と⑤ができました。つまり、10cm弱くらいが「私の、最小のねじり合わせリースベース」です。(器用な人、もっと丁寧な作業ができる人は、さらに小さい「厚みのあるねじり合わせベース」が作れるかもしれません)

このリースベースの長所は、小さくても「ちゃんとして見える」こと、ある程度の強度があること、その割に早く手間も少なく作れることです。
短所は、大きさから、できることが限られるので、簡単な飾りつけ、決まりきった飾りつけになりそうなところです。

個人的には、稽古場(いけばなの)で人としゃべりながら、あっという間に「はい、ミニミニリースができました」という感じで、いくらでも素早く作っていけるのが面白く、人に差し上げても喜ばれたのが楽しかったです。

⑥コウリ柳の枝を、一重結びにするだけのミニリース

こちらの記事で作り方を解説しています→柳の枝を一重結びしただけのリース

よほど枝の選び方を失敗しなければ、①から⑥の中で、これが一番簡単にできます。ただし、小さく厚みも無いので、できる飾り付けが非常に制限されます。